「洞穴」

ブログ第十四弾!

次なる担当は2年生役者さん〜〜数多くの公演で役者を経験してきた彼が語る話とは!?テーマは引き続き「穴」です。どうぞ!

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こんにちは。キャスト兼演出助手兼小道具の斎藤悠人です。二年生です。今回で執行代も引退です。感慨深いです。
今回の稽古場ブログですが、テーマが「穴」とのこと。様々なアイデアを思いつきはしたのですが、順番的に他の方々とかぶる度にお蔵入りしています。何書こっかなあ……。

穴……穴……洞穴……洞窟……ラスコー……壁画……

ということで、この前上野の国立科学博物館で見た、ラスコーの洞窟壁画の話をします。(博物館に展示されていたのはレプリカでしたが)
ラスコーの洞窟壁画とは、フランスのラスコーという町にある洞窟で発見された、旧石器時代にクロマニョン人と呼ばれる人々によって描かれた動物の壁画です。1万5000年以上前に描かれた壁画が今でも残っているなんて、なんだかワクワクしませんか?

壁画は牛や馬、ネコ科の動物など数多くのものが展示されておりが、劇団EnTRoPyメンバーの中でも一番の動物好きを自称する僕は心が躍りましたが、一番印象に残ったのは洞窟の最深部にあると言われている「鳥人間」と呼ばれるモノの絵でした。
バイソンとともに描かれているこの絵はラスコーの壁画の中でも唯一の人間の絵らしいのですが、この人間が何者なのか? どのような意図で描かれたのか? そもそも他の壁画と同じ時期、同じ人々に描かれたものなのか? 多くの謎を持った壁画だそうです。洞窟最深部に眠る古代のミステリー……男の子心をくすぐりますね。

この鳥人間、現在有力な説は精霊や先祖の霊を憑依させるシャーマンであるというものだそうです。いいですよね、シャーマン。自分ではない存在の精神を体に宿らせる超常的人物……自分とは違う人間の役を演じる役者としては、あやかりたいものです。

シャーマンのように自分でない役を演じる僕が、執行代を引退して飛び立つ最後の公演、「底なし穴」。ぜひ見に来てくださいね!

あ、最後にラスコーの鳥人間の写真を載せようと思ったのですが、博物館の展示物の写真をネットにあげていいのかどうか判断しかねたので、代わりに僕が描いた模写の写真を掲載しておきます。僕は絵が上手いので、再現率はほとんど100%だと思っていただいて大丈夫です。

ラスコー

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ラスコーの絵、そっくり、、?でしたね。

ブログもいよいよ大詰めとなってきました!

残すは脚本家と演出家のお話です。次回もお楽しみに〜〜〜〜

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